2019.3.01
Appleのポール北林さんが、2019年1月28日に永眠されました。
ポールさん、ありがとうごさいました。
本当にその言葉につきます。
私とポールさんは、「えいがっこ!」の活動を通して仲良くなりました。
ポールさんは、「えいがっこ!」の話を初めて聞いたとき、「おもしろそう!子どもたちの喜ぶ顔が目に浮かぶ!」と二つ返事で応えてくれ、
参加する子どもたちに、一人一台のiPadを貸してくれることを約束してくれました。
それまでの「えいがっこ!」は、あちこちで寄せ集めた機材でなんとかやりくりしていましたが、
子どもは待つのが苦手。
4人グループで一つの機材しかないと、撮影も編集もなにもかも4人分待たないといけません。
待っている間に集中力がなくなり、楽しくなくなる、そしてどうでもよくなってしまう。
この連鎖から抜け出すことが「えいがっこ!」の大きな課題でした。
それがポールさんの提案してくれた「一人に一台のiPad」のおかげで、すべて解消されたのです。
子ども達は、すべて自分の手もとで、待つことなく集中して自由にできる。
もっというと、家に持ち帰ることも許され、自分のプライベートの場所で自由に撮影することも許された。
ものすごく可能性が広がったのです。
家に持ち帰って無くしたり壊したりしたらどうしましょう?という不安にも、
「まずは子ども達を信じましょう。何かあったらその時考えましょう」と理解してくれ、
ポールさんのその懐の深さにも感謝しました。
本当に本当に、ポールさんがいなかったら、このえいがっこ!の活動はここまでできてなかったと思います。
本当にありがとうございました。
どうぞ安らかにお眠りください。